初女さんの料理本
…を図書館で借りてきました。
佐藤初女さんの名前を知ったのは「ガイアシンフォニー」という映画の宣伝から。
結局、この映画を見る機会を逃してしまったのですが、ずっと気になってました。
- 作者: 佐藤初女
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
料理をするとき、どうしても簡単で美味しく作れそうなレシピばかり探して
しまいます。手間を減らして時間を短縮することを無意識のうちに優先して…
後、見た目が美味しそうに見えるよう彩りを考えたり、主食・副食のバランス
が良いようにと表面ばかり整えていたようにも思います。
本を読んでいて思ったのが「素材のことを考えたり、心を込めて丁寧に料理する」
ことはすっぽり抜けていたこと…
初女さんの料理の写真を見るだけで心の温かさが伝わってきます。
最近は特に簡単に美味しそうに見える料理ばかり目をつけていたので、余計に
温かさを感じるのかも。
そして「面倒くさいという言葉が地球を汚している」という言葉にも納得。
ゴミが増えるのも、楽で便利なことを優先しているからですよね。
料理をしていて、出汁をとった昆布やかつお節で佃煮を作ろうとか、皮を何かに
利用しようかと思うのだけど、手間を考えると結局そのまま捨てちゃったり…
たまに素材を使いきれるとスッキリ嬉しくなります。
普段から丁寧な暮らしを心がけて実行している人は心底、素敵だなと思います。
それと、戦後の日本では食生活が大きく変化したのは知っていましたが
お米を食べると胃が疲れるとか頭が悪くなる、なんて言われていたのですね。
パンもパスタも何でも食べるけれど、ご飯が一番腹持ちがよく、胃が疲れない
と感じます。やっぱり日本人には米ですよね!