蒸留水をつくる

…器械を買いました。
先月、東京の水道水からヨウ素が検出されたと聞いて勢いで注文。
いつも参考にしているblogで紹介されていて、以前から気になっていたのです。
放射性物質を除去できるか、確認せずに注文してしまい、後から調べました。



ネットでは賛否両論のようですが、自分で納得する答えを見つけました。
家族からは「ウィスキーとかは蒸留でアルコール度数が高くなるけど、放射能
濃縮されたら嫌だ」と言われたので調べてみると、沸点の違いによるものでした。


☆それぞれの沸点

水…100℃
アルコール…約80℃(種類によって前後します)

放射性ヨウ素…184.25 ℃
セシウム…641℃


また、実際に原子炉を運転する際に生じた、放射性物質の入った水を蒸留して
海にもどしていることが、電力会社のサイトでもわかりました。


蒸留水器を使うとき、タンクにいれた水道水を全部蒸留せず、少し残すと良い
とのこと。(私は5センチくらい残しています)


蒸留水が完全に放射性物質を除去できるものではありません。
完全に安全なものではないですが、今、自分でできる最善のことです。
地震後、断水している地域がかなり広範囲におよんでいることを知りました。
ペットボトルの生産者も、「フル稼働しても間に合わない!」と言っていました。
しばらくはペットボトルの水を買うのを止めました。


地震後、品薄になってからは、ペットボトルの水のかわりとして煮沸した水道水を
使っていたのですが、原発事故後、煮沸は逆に放射性物質が濃縮されると聞いて
止めました。
飲み水に蒸留水を使うことにし、料理には普通に水道水を使っています。



余談ですが、この器械が届いてから数日後、臨時収入がありました。
封を開けてみると蒸留水器とほぼ同額のお金が入っていてびっくり!
このシンクロは良い買い物だというメッセージ…なんて一人納得してしまいました。