今月の童話館ぶっくくらぶ通信!
ポストに届いているのを見ると、親の方が嬉しくなってしまいます。
今月もまた、深いお話が載っていました。
「私たちの国の絵巻物のように…
絵本は絵と文章の両輪で成り立つ芸術でなければなりません。」
そうだそうだ、とまたもや共感。
代表の絵本に対する思いが、私には目から鱗だったのです。
長崎美術館で「太田大八とえほんの仲間たち展」が開催されます。
太田先生は91歳になられるとのこと。
絵本の背表紙が紹介されていて、なんて温かい絵だなんだろうと思いました。
- 作者: 稲田和子,太田大八
- 出版社/メーカー: 童話館出版
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 大型本
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もうひとつ、なるほどと思った箇所がありました。
絵本の中に神様や鬼、オバケなど人間と異界のものが登場する意味…
☆人生には幾多の困難も危険も不思議も横たわっています。
そのようなことを人間だけで解決できると、そんな不遜な気持ちを昔の人は
もっていなかったのでしょう。
人間の力を超えるものの存在へ向けて、災いが避けられるよう、幸せが
もたらされるよう祈ってきた。そうやって精神の安定を得てきたのでしょう。
なにより、人間を越えた異界の存在を知ることは、生きていく上で
人を謙虚にします。それは、人生への畏敬であり、異界のものが住まう森、
山、川など自然への畏敬です。
(稲田和子先生・談)