お米のとぎ汁…そのままでも大活躍

本を読んでいたら、お米のとぎ汁について興味深い文章がありました。


「日本一長寿といわれる、ゆずり原村で野良仕事をするおばあちゃんの肌を見て
ショックを受けました。炎天下の中、すっぴんで毎日畑に出る80代のその人の
肌はシミひとつなく、玉のようにつややかに光っていたからです。
化粧品など何もつけたことがなく、朝晩米のとぎ汁で顔を洗っていたそうです」



…という一文です。
きっと、おばあちゃんの食事など生活も自然なものだったから、肌もきれい
なのかなと思いますが、米のとぎ汁は美肌の要素がたくさんあります。
米のとぎ汁は肌の角質を落とし、米ぬかのオイルがメラニン色素の沈着を防いで
くれるため、シミも出来にくくなるとか。また、とぎ汁にはポリフェノール
一種であるフェルラ酸も含まれており、お肌の老化を予防するとのこと。



それを知って、さっそくアトマイザーに入れ化粧水にしたり、洗顔に使っています。
匂いもなく、仕上がりもさっぱりとしているので気に入っています。
とぎ汁は毎日出るので、いつも新鮮なものを肌につけられるところも良いですよね。



また、汚れが落ちると聞いて台所にステンレスの桶を置き、そこに米のとぎ汁を
張って食器を浸しています。その後、和紡布などで拭き洗いすれば洗剤を使わずに
済みます。現代人にとっては、おぉ〜!と感動してしまうけど、洗剤が登場する
前はみんなこうやって食器を洗っていたんですよね。
ただ、現代の食事では洗剤なしに落とせない油汚れ(特に牛や豚など)があり
ますが、カットしたボロ布などで拭き取ってから桶に入れれば解決です。
そう思うと、食事自体も変わってしまったんだなと改めて実感します。
シンプルな和食は汚れも少なく、食器も難なく洗えるのでその点も最高です!


☆ 追記〜キリコさんのコメントより

「メイク落とししたらお風呂でとぎ汁で顔洗って、湯船に入れて入浴するのです」


…顔も洗って入浴剤にも変身。とぎ汁ってスゴイ!