ヨウ素131とセシウム137

東京の水でも一時的にヨウ素131が検出されました。
放射能」と聞くと恐怖の感情ばかりで、放射性物質についてよく知らないで
怖がっていたことに気づきました。
原発付近では、様々な放射性物質が放出されていて、性質も人体への影響も
様々のようです。遠くまで飛んで広がるものもあれば、その逆も然り…
まずは今、身近に検出されているものについて調べました。
環境学のすすめ・上/市川定夫」を参照。




ヨウ素131… 

半減期8日。
大部分が甲状腺にとりこまれる。若い人ほど早い速度でとりこまれる。
また、授乳中の女性の乳腺にもとりこまれる。
(よって牛乳はヨウ素汚染されやすい)
甲状腺障害・ガンがおきる(おきやすくなる)



セシウム137… 

半減期30年。
カリウムと似た化学的性質をもち、体内で代謝され体外へ排出される。
しかし、カリウムよりも排出される速度が遅いため、取り込みが続くと
時間とともに蓄積される。植物(とくに樹木など生育の長いもの)や動物
なども同じなので、食物連鎖によってさらに濃縮される。
セシウムは人体では筋肉、生殖腺に蓄積される。





本を読んでみましたが、セシウム137については、半減期が長いため
どんどん濃縮されて影響を与えている…ということはわかったのですが、
具体的にどんな病気や症状が出るのか、はっきり記載されていません。
チェルノブイリの事故でも、追跡されていないようです。
(もしくは、追跡されていても公に出ていないのか)
原因不明の症状や病気として処理されている場合もありそうですね。
(わかり次第、追記します)